高尿酸血症の原因と症状

接待で忙しい男性は要注意な病気

高尿酸血症は、血液中の尿酸が増加した状態のことをいいます。男性の場合は、血清尿酸値が7.0ml/dlを超えると高尿酸血症と診断されます。

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尿酸は、プリン体という物質が肝臓で代謝されたあとの残りカス(老廃物)です。お酒が好きな人や大食家や激しい運動をしている人、慢性的にストレスを抱えている人、ワーカーホリックの傾向が高い人などに発症しやすい病気で特に男性に多くみられます。

高尿酸血症から痛風になりやすい原因

  • 30~50代の男性
  • 家族に高尿酸血症の人がいる
  • 食べ過ぎの傾向がある
  • 高カロリー食が好き
  • 仕事も遊びも精力的だ
  • 肥満気味である
  • ビールなどのお酒が好き
  • ストレスを抱えやすい
  • 几帳面な性格
  • 激しい運動をはじめた(している)

高尿酸血症には3つのタイプがある

プリン体が肝臓で老廃物になると尿酸になり血液中に混ざり、尿や便とともに排泄されます。

しかし、プリン体を多く含む食物を大量に摂取したり、排泄機能が衰えると、尿酸の産出量と排泄量のバランスが崩れてしまい、排泄しきれなくなった尿酸は時間が経過すると結晶化してしまいます。この結晶化した尿酸が痛風の原因なのです。

そのほかにも腎臓の機能が低下している人や他の病気で利尿薬を服用している人は高尿酸血症になりやすい傾向があります。

高尿酸血症は尿酸が増える原因によって3つに分類することができます。自分がどのタイプの高尿酸血症かを知ることで、今までの生活習慣の改善点が見えてくるはずです。

排泄低下型

尿酸が排泄されにくいタイプで高尿酸血症患者の60%を占める。過剰なストレスなどで尿酸の排泄が抑制されてしまう場合がある。

産生過剰型

尿酸の生産が過剰なタイプで高尿酸血症患者の10%を占める。高カロリーな食事や大食いなどで、尿酸の生産量が排泄量よりも多くなってしまう。

混合型

排泄低下型と産生過剰型が併発しているタイプで高尿酸血症患者の30%を占める。お酒の飲み過ぎで尿酸の生産が促進され、さらに排泄が抑制されてしまう。

痛風の原因は尿酸の針状結晶

尿酸は体の中で溶けにくい物質なので、増加すると結晶化します。結晶化した尿酸は体の様々な部分に沈着します。痛風は尿酸が針状の結晶になり関節などに沈着することで起こる病気です。痛風を発症すると最初の1週間は激痛を伴いますが、徐々に痛みが消失するので放置してしまいがちですが、一度痛風発作が起こると再発しやすくなるので、疼痛が頻繁に発生し慢性化することがあるので注意しましょう。


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痛風発作を放置すると心臓病や高血圧

尿酸が結晶化して腎臓に沈着した場合は腎障害を発症し、尿路に結晶が沈着すると尿路結石になります。さらに高尿酸血症を長期間放置していると高血圧や高脂血症などを併発して動脈硬化を促進させてしまいます。心臓病や高血圧を発症することもあるので、高尿酸血症と診断されたら放置せずに医師の指示に従って適切な治療を受けましょう。

尿酸値を下げる食事と運動のポイント

食事のポイントは下記の5つ。

  • プリン体の少ない食品を摂取する
  • 水分をこまめに摂取する
  • アルコール(特にビール)はできるだけ控える
  • 海藻や緑黄色野菜や牛乳などのアルカリ性食品を積極的に摂取する
  • 食物繊維の多い食物を摂取する

適度な有酸素運動は尿酸値を下げるうえで重要なポイントです。しかし無理をしてハードなトレーニングや激しい無酸素運動は逆にプリン体を増やす原因になるので結果的に尿酸値が上がってしまうので注意します。

有酸素運動を習慣化するには、ゆっくりと景色を楽しみながらのウォーキングがおすすめです。

すでに痛風による疼痛が発症している場合は疼痛がおさまるまで運動は控えるようにしてください。

薬物療法は絶対に中断しない

食事制限や禁酒でも尿酸値が下がらない場合は薬物療法をおこないます。薬物療法で使用される薬は高尿酸血症の種類によって異なります。

排泄低下型はペンズボロマロン(商品名はユリノーム)などの尿酸の排泄を促進させる薬が処方されます。

産生抑制型はアロプリノール(商品名はザイロリック)などの尿酸の合成を阻害させる薬が処方されます。

そのほかにも症状によって、尿路結石予防薬、尿をアルカリ性にする薬、痛風による痛みを抑えるための鎮痛炎症剤などが処方されます。

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