肥満症の原因と症状

肥満は万病のもと

20代の頃と比べて体重が10キロ以上増えているという人は要注意!!

毎日の生活で、消費するエネルギーよりも摂取するカロリーが多いために、脂肪が身体に蓄積されているのです。

肥満は皮下の内臓に脂肪が蓄積され、体内の血流が悪くなる、心臓に負担をかけるなど、身体にさまざまな悪影響を与えます。

肥満の原因を知り自分にあった治療を

まずは、あなたの肥満の原因はどこにあるのか、どのタイプの肥満なのか、合併症はあるのかなどを調べましょう。


そうすれば自分にあった治療法を見つけることができるはずです。肥満の原因を取り除き、とりあえず1週間、簡単な有酸素運動や食事の改善などにチャレンジすれば、体内脂肪がみるみる減少します。

BMI(体格指数)25以上は肥満

下記の計算式を参考にBMI(体格指数)の計算をしてみてください。

BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)

BMI 判定
18.5以下 痩せすぎ
18.5~25.0 標準
25.0~30.0 肥満度1
30.0~35.0 肥満度2
35.0~40.0 肥満度3
40.0以上 肥満度4

いくつでしたか?BMIが25以上になると、肥満と判定します。しかし、この数値だけでは肥満症とはいえません。肥満による健康障害の有無や脂肪のつきかたによって、肥満症であるかどうかが診断されます。

脂肪のつきかたで肥満タイプがわかる

リンゴ型(上半身肥満) 男性に多くみられ、お腹から上に脂肪がたまるタイプ
洋ナシ型(下半身脂肪) 女性に多くみられ、下腹部周辺に脂肪がたまるタイプ
内臓脂肪型肥満  内臓の周囲に脂肪がたまるタイプで、肥満による合併症が発症しやすくなる
皮下脂肪型肥満  お腹周辺の皮下に脂肪が多くたまっているタイプ

痩せていても肥満症の危険性あり!

見た目、痩せているからといって、安心はできません。逆に太っているからといって、肥満症ともいえません。

肥満症でとくにリスクの高いのは、内臓脂肪型肥満タイプです。

BMIが25以下でも、内臓脂肪型肥満(隠れ肥満タイプ)の人もいるので、ぜひ肥満症の検査を受けてください。

内臓脂肪面積が100平方センチ以上は肥満症

内臓脂肪型肥満であるかどうかは、スクリーニング検査(ウエスト周囲径計測)および腹部CT検査(内臓脂肪面積)で診断されます。スクリーニング検査で腹囲が男性85センチ以上、女性90センチ以上の場合、さらに腹部CT検査を行います。腹部CT検査で内臓脂肪面積が100平方センチ以上の場合、肥満症と診断されます。

肥満症は大きく3タイプに分類できる

肥満症は内臓脂肪の蓄積による『脂肪細胞の質的異常による肥満症』と、量の多さによる『脂肪細胞の量的異常による肥満症』、そして『特殊な病態を伴う健康障害』に分類できます。

どれに属する肥満症なのかによって、肥満症が起因となる病気や症状が違ってきます。

脂肪細胞の質的異常による病気・症状

  • 耐糖能障害、糖尿病
  • 脂質代謝異常(高コレステロール血症、低HDLコレステロール血症、高トリグリセライド血症)
  • 高血圧
  • 狭心症、心筋梗塞
  • 脂肪肝
  • 高尿酸血症、痛風
  • 脳梗塞(脳血栓症、一過性脳虚血発作)

脂肪細胞の量的異常による病気・症状

  • 骨、関節疾患(変形性膝関節症、変形性股関節症、腰痛症)
  • 睡眠時無呼吸症候群、ピックウィック症候群
  • 月経異常(月経周期の異常、月経量と周期の異常、無月経、月経随伴症状の異常)

特殊な病態を伴う健康障害

  • 肥満妊婦
  • 心理的サポートが必要な肥満症

医師と相談し無理のない食事療法を

食事療法は医師とよく相談して適切な方法を選ぶことが重要です。これまで過食ぎみだった人にとって、食事療法は辛いと思う人もいるかもしれませんが、胃も徐々に小さくなり、7日目にはだいぶ慣れて楽になってくるでしょう。

脂肪細胞の質的異常による肥満症の人は1日の摂取カロリーを1200〜1800カロリー、脂肪細胞の量的異常による肥満症の人は1000〜1400カロリーを目安にします。また重症の肥満症の人は1日の摂取カロリーは600カロリー以下にします。

食事療法を成功させるコツ

  • 手近なところに食べ物をおかない
  • 今日食べたものを書き出してみる
  • とりあえず7日間、朝食を必ず食べる
  • 朝と晩に体重を測りグラフに記入する

軽い運動でも体脂肪は減少する

ほんのひと駅だけ歩くことから始めてみましょう。これまで運動不足だった人にとって、これだけでも十分効果が期待できます。特に内臓脂肪は少しの運動でもその効果があるといわれています。

運動は体脂肪の減少に加え、基礎代謝を高めインスリン作用を改善し、さらに太りにくい代謝状態を作ってくれます。

1日30分の有酸素運動が効果的

息を吸ったり吐いたりしながら行う有酸素運動にはエアロビクスや水泳などいろいろありますが、そのなかでもおすすめするのはウォーキングです。膝関節や腰に負担をかけず、手軽に行うことができます。1日30分程度のウォーキングを続けるたけで、びっくりするほど体脂肪は減少します。


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