メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の原因と症状

メタボリックシンドロームとは

メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪型肥満があり、高脂血症高血圧糖尿病のうち、2つ以上を合併している状態です。

メタボリックシンドロームを放置していると動脈硬化が進行する確率があがり、脳梗塞や心筋梗塞を発症する危険性があります。現在、日本の中年男性の半数近くがメタボリックシンドロームといわれています。

脂肪細胞がアディポネクチンという物質を分泌していることが、最近の研究でわかりました。このアディポネクチンは血液の中に存在しており、血管にできた傷を修復する働きがあります。しかし、内臓脂肪が増加すると、アディポネクチンの分泌が減少してしまい、血管の修復機能が低下するので動脈硬化を促進させてしまいます。

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労災保険の認可が受けれる人の条件とは?

死の四重奏と言われている、高脂血症高血圧高血糖肥満。健康診断の結果で、これら4つの病気がすべて該当した人は、二次健康診断の費用と特定保健指導の費用に対して労災保険が適応されます。詳細については各都道府県の労働局や労働基準監督署に問い合わせてみましょう。

二次健康診断とは

血中脂質検査

空腹時の血液を採取し、総コレステロール、HDLコレステロール、中性脂肪(トリグリセライド)の血中脂肪を測定する検査です。

空腹時血糖検査

空腹時の血液を採取し、血糖値(血中グルコース値)を測定します。

ヘモグロビンA1c検査

血液を採取し、1~2ヶ月前の血糖値の平均値を測定します。

運動負荷心電図検査と心臓超音波検査

運動負荷心電図検査は3分間の軽い運動で心臓に負荷をかけた状態で心電図を図ります。心臓超音波検査は超音波探触子を胸部にあてて心臓の状態を調べます。

頸部エコー検査

超音波探触子を頸部にあてて脳に血液を送る頸動脈の状態を調べます。

微量アルブミン尿検査

尿の中のアルブミンの量を計測します。

特定保健指導とは

特定保健指導は、生活指導と運動指導と栄養指導の3つのプログラムが用意されています。

生活指導

睡眠時間や労働時間、お酒の摂取量、タバコの本数など、今までの日常生活の内容をヒアリングし改善点をアドバイスします。

運動指導

その人に対して適切な運動量の指針を示し、どのような運動をどの程度行うかをアドバイスします。

栄養指導

適切なカロリーを摂取するための食事メニューなどの指針を示し、食生活についてアドバイスします。

食事療法と運動療法のコツ

メタボリックシンドロームは生活習慣の乱れが大きく関与しています。

適度の運動と食習慣の改善が重要とわかっていても、今までの生活習慣を改善することは簡単ではありません。しかし、内臓脂肪を減らすことは、少しの努力で可能になるのです。まずはできることからチャレンジしましょう。

高カロリーな食事、脂肪が多い食事、飲酒や塩分の過剰摂取など、体に悪いとわかっていても仕事の接待や飲み会などで改善するのが難しい人も多いのではないでしょうか。

外食時に気をつける8つの項目

  1. 緑黄色野菜が多く摂取できるメニューを選ぶようにする
  2. 中華料理はできるだけ避ける
  3. 炒めものや揚げ物よりも蒸し料理や茹でた料理を選ぶようにする
  4. お酒の量が増えてしまいそうな塩分の強い料理は避ける
  5. 満腹になるまで食べない
  6. 3回に2回は甘い物を食べない
  7. 酒の量を減らし週2日は休肝日を設ける
  8. 肉類よりも魚介類のメニューを選ぶようにする

1日1時間のウォーキングで内臓脂肪を減らす

内臓脂肪を減らすうえで最も効果があるのが運動です。運動が嫌いな人、仕事が忙しくて運動する時間をつくるのが難しい人でも簡単に導入できるのがウォーキングです。

ウォーキングは、食後30分以上経過してから行うこと、家の近所でも良いので1時間は散歩することが大切です。仕事で忙しい人は通勤時間を上手に使い、エスカレーターはできる限り使わないようにして階段の昇降をしたり、1駅手前で下車して歩くのもよいでしょう。

まずは1日1時間のウォーキングを1週間続けてみましょう。それだけで内臓脂肪は確実に減少します。

外出できない時や帰宅後に簡単に導入できる運動は足踏みです。テレビをみながら30分から1時間程度その場で足踏みをするだけでも十分に運動効果を得ることができます。10分を3回にわけて行っても効果はあるので継続できる工夫を心がけましょう。